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●快眠学とは
心と体のバランスを保つ最高の健康法とは「睡眠」です、「眠る」ということがいかに大切かを学ぶのが「快眠学」なのです。
 
●人は生きる為に眠る
どんな人でもできる究極の健康法とは「寝る」ことです。
睡眠は、昼間に疲労した脳を修復し免疫細胞を活性化しいろんな病気を予防する働きがあります。しっかりした質のよい睡眠をしている人は、睡眠薬などの薬も必要ではありません。さらに病気にかかる率も激減します。なぜかというと、よい睡眠は心身に多大な影響を及ぼすからです。
人は生きるために眠ります。疲れたから眠るのではありません。

●現代人の生活習慣病の原因は睡眠にあり
現代社会に於いて寝不足、寝すぎは生活習慣病です。
最近の調査で、睡眠時間が6時間未満と8時間以上の人はヘモグロビンA1cが高い結果が出ています。ヘモグロビンA1cとは、糖尿病を診断する時の血液の数値で、「6.5以上あれば糖尿病だ」と言われています。つまり、「睡眠不足と過剰睡眠は糖尿病になる危険性が高い」と統計上言われているのです。
更に、睡眠時間6〜8時間の人は中性脂肪が最も低いのです。これは女性の場合ですが、逆に睡眠不足と過剰睡眠の人は、中性脂肪が多くなります。中性脂肪はご存知のように、肥満やメタボリックシンドロームと密接な関係があります。しかも睡眠は善玉コレステロールの数とも非常に因果関係があることが分かっています。
これらのデータだけを取ってみても、「いかに適切な睡眠時間を取ることが大切か」が理解できます。「現代人の慢性病の原因は、睡眠にある」とさえ近年言われ始めました。
ある調査によれば 睡眠時間7時間の人が一番寿命が長かったそうです 。しかし睡眠薬を飲んで睡眠を7時間取っていた人は逆に寿命が短かったそうです。無理して睡眠薬を飲んで睡眠を取っても、それは寿命にはなんの関係もないのです。

●睡眠はなぜ必要
人間は、多少食べなくても生きていけます。多少筋肉を使わなくても生きていけます。
でも、人間は眠らないと生きていけないのです。人は眠らないでいられない生き物です。
「人間は眠らないでどれだけいられるか」という大会が数年前に行われました。この記録はギネスブックに載っていますが…、実はそれ以来この「眠らないでいられるか?」という大会は中止されました。それは、参加者の中に精神が錯乱状態になった人間や幻覚症状を訴える人間が出てしまったからです。「命に関わる危険なイベントだ」ということで無くなりました。それだけ「眠らない」という行為は、危険な事なのです。

●脳細胞が破壊
人体で睡眠不足に弱いのは大脳です。眠らないことで損傷を起こすのが大脳なのです。「睡眠不足は記憶障害を起こす」と言われています。睡眠不足の方は、認知症になりやすいとも言えます。大脳を守るためには、眠ることが必要なのです。脳は壊れると当然指令を出せなくなりますから、脳自体が自分を治そうとします。実はそれが睡眠なのです。
脳が「眠れ」と指令を出す。それは脳のために指令を出すのです。睡眠を取らないということは、どんどん脳細胞が破壊されますから脳が死んでいくのです。ですから人は生きるために眠るのです。これをぜひ覚えておいてください。

●良質な睡眠のためのメラトニン
良質な睡眠のためにはメラトニンが必要です、メラトニンは脳内ホルモンの一種です。これが出ることによって次の睡眠が起こるのです。アメリカで報告されていることですが、電磁波はメラトニンを破壊すると言われています。眠れない子供や大人が増えているのは電磁波の影響と言われています。規則正しく、質のよい睡眠をしていると当然メラトニンが出ます。それによって睡眠効果が得られます。ぐっすり眠れる。そして睡眠薬はいらなくなります。それくらいメラトニンは人体に大きな影響力をもたらしているのです。

●睡眠は簡単な美容法
最近の女性は、若返りだの、アンチエイジングだの流行に乗るかのように、サプリを飲んだり、化粧品を買ったり、エステに通ったり、美容整形などにお金を費やす人が増えていますが、実はそんな無駄遣いは必要ありません。とにかく眠ればいいのです。しっかり睡眠を取るだけでいいのです。簡単なことです。お金も掛かりません。規則正しい睡眠を7時間取るだけでいいのです。これは誰にでもできる美容法ではないでしょうか。

●睡眠はガンも予防
近年、ガン患者が急増していますが「電磁波によるメラトニン阻害や睡眠障害がガンの発症に影響している」という専門家もいます。メラトニンが出にくい状態が続くと、ガンになりやすい可能性があるということです。

●睡眠不足の若者
思春期は血中メラトニン濃度が低く、性機能の抑制と関係があるとされています。夜型の生活がメラトニン分泌を抑制するため、生理が始まる年齢が低下しているのではないかと推測されています。女性の初潮が早くなっていますが、これは睡眠と深い関係があるのです。寝不足では、性抑制機能は低下しますので、性犯罪につながっていくのです。質の良い睡眠を取っていないから、抑制作用がうまく働かないのです。

●成長ホルモンは午後9時から
成長ホルモンは午後9時から時の間に最も分泌される成長ホルモンとは脳下垂体から分泌されるホルモンの一つです。深いノンレム睡眠中に、脳下垂体から大量に分泌されます。文字通り、成長を促すことを主な役割としています。成長ホルモンは主に肝臓に働きかけ、軟骨細胞を増殖させる作用がある物質(ソマトメジンC)を分泌して骨の成長を促します。また、直接軟骨細胞にも働きかけソマトメジンCの分泌を促進させます。筋肉でタンパク合成を促進し、心臓などの様々な臓器や器官の発育にも関わっている。
つまり、成長ホルモンは骨や筋肉を作り、痛んだ組織を修復しているのです。成長ホルモンが子供達の成長・発育に大きく影響することがおわかりだと思います。