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第4回
概日リズム障害?

オリンピック三昧ですが、寝不足は大丈夫でしょうか?

夏の睡眠不足は、体調を崩す原因になります。
しかも、「概日(がいじつ)リズム障害」のきっかけにもなりますので十分お気を付けください。

概日リズム障害とは、昼夜のサイクルと体内時計のリズムが合わないため、1日の中で社会的に要求される、あるいは自ら望む時間帯に睡眠をとることができず、活動に困難をきたすような睡眠障害をいいます。

 ■概日リズム睡眠障害の主な症状

★寝たい時間に眠れない

★起きたい時間に起きられない

★日中の強い眠気

★日中の集中力・判断力の低下

★疲労感

★食欲不振

★頭が重い、ぼんやりする

★下痢や便秘、膨満感、腹痛

★眼の疲れ(しぶしぶする)

治療期間は短くて1カ月、半年以上かかる場合もある。発症は30代前半までで、年齢とともに症状が改善する場合もある。予防策としては、毎日決まった時間に朝日を浴びるのが効果的だという。

更に睡眠不足は脳に良くない。

「6時間を切ると日中の仕事のエラーが起きやすくなる。6時間睡眠を2週間続けると、2日間徹夜したのと同じぐらいエラーが出るという実験結果の報告もあります」

国内外の数々の研究報告から、糖尿病や高血圧の発症リスク、抑うつ、肥満、死亡リスクなど総合的に見ると、健康には、私の本に書いてある7時間38分が理想です(笑)