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第6回
6人中4人が睡眠障害に?!

睡眠障害について興味深い記事がありましたので、皆様にご紹介します。
「ロシアで「火星旅行」の実験を行ったところ6人中4人が睡眠障害を発生」

■時事通信 1月8日(火)4時5分配信

将来の火星有人探査に向け、ロシアの閉鎖的な施設で男性6人が1年半弱、模擬的な「火星旅行」を行う史上最長の実験を行ったところ、4人が何らかの睡眠障害を経験したことが分かった。米ペンシルベニア大やロシア生物医学問題研究所などの研究チームが7日までに成果を論文にまとめた。米科学アカデミー紀要電子版に発表する。

実験は地球から火星まで8カ月と10日、火星での活動に1カ月、地球帰還に8カ月かかると想定。2010年6月から11年11月まで、国際宇宙ステーション(ISS)に似た施設内で行われた。6人はロシア、欧州、中国のエンジニアや医師らで、手首に体の動きなどを測定する装置を付け、週休2日で作業を行いながら生活した。
睡眠障害の内訳は、眠りが浅くなる▽睡眠時間帯が遅くずれる▽慢性的な睡眠不足感から作業能率が落ちる―など。規則正しい食事や運動、照明の調節などにより、体内時計を維持することの重要性が改めて示された。 

宇宙連続滞在の最長記録は、ロシアのワレリー・ポリャコフ飛行士が1994年から95年にかけ、ミール宇宙ステーションで達成した438日。ISSでは2015年春から、米ロのベテラン飛行士1人ずつが1年間滞在し、健康や作業に悪影響を与える要因への対策を検証する予定。